登坂亮太 Bank Band
2011年09月05日(月)

注ぐとは

インゲン、無事に収穫しました。

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こうやって皿に盛ると途端に“美味しそう”!!
普段はこの状態からしか見ていないわけですが、
ベジレゾのおかげで成長過程をつぶさに見る事が出来る。
「フーム、アレからコレになるわけだ・・・」
なんて感慨にふけったりする。

そこにある野菜は、単純に美味しそうという感情だけではなく、
特別な味が含まれている様な感覚になるわけです。
水に気を配り、土に気を配り、風に気を配り、ハラハラしながら見守るわけです。

今年もベジレゾから沢山の事を学びました。
プランターに水を注ぎながら、フト思った。
(愛情を注ぐって言葉があるけど、それってこの行為が語源なんじゃない?)
“愛”って言葉が生まれる以前から、人間は植物を栽培して生命の糧としてきた。
手塩にかけて育てる=水を注ぐという行為を繰り返してきたワケです。
水を注ぎながら心の中で、
(大きく育てー。無事に育てー。)
と祈りにも似たキモチを一緒に注ぐ。
これこそまさに親が子に思う気持ちと一緒の気がします。
流れる水と、時には口をついて出る祈りの言葉が土に葉に染みこんで
植物のみならず、生命は成長を続けるんだろうなぁ。

僕もそうやって大きくしてもらったのですから。
美味しい実がなっているかどうかは疑問だけど・・・。

この愛おしい行為の意味を知るだけでも、
実際の収穫以上の収穫を彼らから得た気がします。
感謝、ですな。

そして、美味しく料理してもらいました。
出来るだけ素の味がわかるように炒めで。

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まぁ美味しかったですよ、抜群に。甘い!!
実際家を空けられなくて、大変な事もありました。
でも帰ってきて水を待ちながらちょっとシュンとしてる葉っぱを見ると
「ゴメンねー!!」と叫びながら愛おしく水を注ぎ、
数時間後には元気にシャンとしてる姿を見て嬉しく思った事は忘れないと思います。

中玉トメト、イマイチ大きく育たなかった・・・。これじゃプチトメトだなや。

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これが今年の心残り。
来年参加するかまだワカラナイけど、こんな心残りが次に繋がるような、
次の夏に繋がっていくようなキモチです。
また逢いましょう!
サヨナラー!

亮太

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